2019年1月9日水曜日

今週は研究室ガイダンス No.3 ~小山内研の悪いところは?〜

今週は研究室ガイダンス No. 3である。

今日のサブタイトルは、〜小山内研の悪いところは?〜


にしたいと思う。。研究室配属前には、きちんと悪いところも伝えて、理解してもらうのが一番だと思う。すべてが完璧な研究室なんて存在しないし、全部がダメというもの少ないとは思う。それぞれの研究室には一長一短があるので、それが自分に合うかを考えてもらうのが良いとは思う。

1. デスクワークをするスペースが少ない。
うちの長所は研究設備は結構揃っている。必要なものはたくさんあるし、例えば分光光度計は3台(正確には4台)ある。酵素活性などで長い時間使うと待ち時間ができてしまったりする。そうならないように酵素活性専用の分光光度計を保有している。

インキュベーターなんかも豊富にある。比較対象がないのでわからないかもしれないが、自分の大学院生時代はたった一台の植物インキュベーターでシアノバクテリアを研究していた数人が実験をしていた。

このように、実験機器をたくさん揃えている分、デスクワークをするスペースが少なくなっている。個人のデスクはない。

農芸化学科の研究室では、研究室が3つの部屋に分かれていることが多く、研究室によっては3つのうち2つを居室(デスクワークをする部屋)に割り当てている。うちの場合は居室は1つだけで、もう1つの部屋に少しデスクワークをするスペースがあるだけである。

ということで、デスクワークをするスペースは他の研究室より少ないと思う。

2. 成果を出す人がたくさんいるのは、ある意味つらいかもしれない。
ブログやツイッター、大学のホームページなどでたくさん宣伝しているように、修士課程、中には学部生のうちに国際誌に論文を投稿する学生が多数いる。これは素晴らしいことであると思う。

一方で、隣の人が成果を挙げた場合、喜ばなければいけないのは当然とはいえ、忸怩たる思いがあるのが人間の感情というものではないだろうか。

研究はそんなにすぐにうまくいかないので焦る必要はないのだけれど、周りがどんどん成果を挙げて論文などを投稿すれば、どうしても焦ってしまう。これに耐えるのが難しい人もいると思う。

研究室のレベルと高く保ちたいので、修士課程や学部生とは思えないレベルのことに挑戦してもらっているけれど、人によってはつらいかもしれない。

ちなみに、僕から研究を頑張ろうと言われることは少ないと思う。どちらかというと、周りがどんどん進めていくので、自然と頑張らなければいけない雰囲気ではないかと思う。なので、気にしなければ楽な研究室ではあると思う(学費がもったいないとは思うけれど。。)。

3. イベントはあまりない。
公式イベントは新歓、研究室旅行、忘年会、追いコンがある。これ以外では論文のお祝いくらいだろうか。それ以外の飲み会はやらない。あ、いや・・・学生たちは他にもいろいろやっているかもしれない・・。朝来ると酒瓶が置いてあったり、鍋が洗ってあったりする・・・実は少なくはないかもしれない(よく知らない。)。

僕自身の考えとして、そういう楽しみは別に研究室ではなくてもできるので、研究室でなければできないことをして欲しいと思っている。上の居室が少ないこととも共通しているのだけれど、デスクワークは別の場所でもできるし、飲み会も研究室でなくても良いと思っている。一方、いろんな実験は研究室でなければできないので、そういうことを研究室配属で体験して欲しいと思っている。

なので、研究室に配属されて居室でたくさんおしゃべりをしたいという人には向かないかもしれない(と言ってもせまいながらもたくさん話はしているとは思うけれど)。

他にもあると思うが、こんなところだろうか。

注意点としては、上のように述べたとはいえ、所詮自分で悪いところを言っているので、マイルドにはなっているかもしれない。先輩や他の研究室の人たちから評判をたくさん集めた方がより正確な情報が手に入ると思う。

少しでも参考になれば幸いです。。

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