さて、今は大学教員がもっとも動きのとれない時期の1つ。いろんな業務がある繁忙期なので、細切れにしか時間が取れない。
こういう時こそ、新しいテーマを構築する時である。
今年は3月1日に新メンバーが決定する。環境バイオテクノロジー研究室の第5期生になる。もう5期生か・・・・早すぎる・・・・研究室にはまだ1期生と2期生だけの飲み会の写真が貼ってあるが、そこからもう3年が経ったことになる。時の流れの早さが信じられない。
新テーマを考えているのだけれど、これが最も大事なPIの仕事であると思っている。
新しいメンバーや1つのテーマが終わった既存のメンバーは、新テーマを始めるのだが、どんな種類があるかというと、
1. 研究室で初めて扱う全く新しいテーマ
2. 他のスタッフ(特にテクニカルスタッフ)の予備データが少しあるテーマ
3. 卒業した先輩たちからの引き継ぎのテーマ
の選択肢がある。
そして、それぞれの進路(学部就職なのか大学院進学なのか)によってもテーマ選びが少し変わってくる。
最初に1、2ヶ月基礎実習をして、かつ、先輩たちの研究をゼミで聴く。その後に話し合って本人たちに自分の好みを考えてもらうことになっている。その好みと到達目標や時間的な制約を考えて、ディスカッションをしながら到達点を考えていく。これが先生の仕事である。。
もちろん、自分が考えて学生に振るだけでなく、既存のメンバーは自分で考えてテーマを作ったりする。大学院生は、これまでのテーマを発展させて、基本的に自分で考えたテーマをぶつけてもらい、それでいくかどうするかを議論して方向性を決めていく。
しばらく考えが煮詰まっていたけれど、1月に入ってよいアイデアがたくさん出てきて、方向性がまとまってきた。すでに新メンバーの想定人数を超えるテーマが出来てきたので、まずはそのあたりから選んでもらうことになる。卒業する先輩たちのテーマを引き継ぐ可能性もあるので、それを入れると研究テーマの数は、もっと多くになるかもしれない。
また、新メンバーだけでなく、既存のメンバーも新しいテーマに参画していくと思うので、こうした研究室内のダイナミクスがうまく進んでいくかを見守って、たまに出て行って調整するのが仕事である。基本的にみんな優秀なので、自分で考えて動いてくれるので、本当に助かる。明治大学にラボを持てて本当に幸せである。。
新メンバーが来るまでもう1ヶ月あるので、それまでにもう少し新テーマをブラッシュアップしようと思う。ここまできたらもう大丈夫。あとは、研究をやりたい!という熱意がたくさんある学生が来てくれると嬉しいのだけれど。。
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