今年の秋学期(後期)は、環境バイオテクノロジーという講義を担当している。自分の研究室の名前でもある講義であり、農芸化学科の3、4年生の専攻科目である。
専攻科目の場合、
1. 毎回の出席(かつ、授業中のクイズに答えてもらう)
2. レポートなどの課題
3. 小テスト
4. 期末テスト
という4つをこなしてもらうことにしている。これは自分で決めたことなので、別の学科の義務ではない。しかし、農芸化学科は、単位を取るのがとても大変な学科なのは有名である。。
2.はレポートだったのだけれど、今年度からレポートをやめている。
レポートは農芸化学科ではたくさんこなしているし、3年半以上在籍し、学科の学生の苦手なところが少し見えてきた。なので、レポートではなく、別の課題を課すことに決めた。
今年の課題は何かと言うと、グラフ作成課題である。
架空の実験のデータとして、2つの株、3つの時間、n=3のグルタミン酸量を提示し、
1. 平均値と標準偏差を算出
2. エクセルの「散布図」でグラフを作成
3. t-検定を行い、p-valueを算出
4. Figure Legendを「英語で」書く
という課題を出した。
まだ採点はしていないのだけれど・・・・
かなりできていない気がする。
p-valueの値がかなりバラバラだったり、エラーバーのつけ方を間違えている人が多い気がする。
また、これは仕方ないと思っているのだけれど、Figure Legendはかなりできていない。授業で解説するが、点が平均であること、エラーバーが標準偏差であること、実験回数が3回であることを書かなければならない。
もちろん、こういうのは知っているか知らないかなので、これを機会に知ってもらえれば幸いである。
これまでテスト的なものはすべて選抜試験だったり、順位付けのようなものだったので、点数をすごく気にしてしまう学生が多いのだけれど、別に知らなかったらここで学んでくれれば全く問題ない。
3、4年生なので、研究室でも得られたデータはグラフ化するはずである。なので、研究室での研究にも役立ててほしいと思っている。
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