2018年10月24日水曜日

ポスドク問題の解決法ってあるのか?No.8

ポスドク問題の解決法ってあるのか?No. 8である。

さて副業の話をしてきたが、これまでを7回の話をまとめると、

その1 獲得した研究費をなるべく人件費にまわす

その2 テーマを柔軟にして、企業とのコラボを増やす

その3 文章作成能力を活かすこと、知財を生かして特許などの知財で稼ぐこと

を挙げた。うーん、タイトルでは解決法としてしまったが、焼け石に水感は否めない・・・。


ただし、その1、その2はすでに実行しているし、現在は企業の研究費で雇用していないが、それなりの予算である。また、コラボしている間に、企業のマインドも多少なりとも身についていくことも重要だと思う。世界が広がると思う。

その3はこれから拡大していきたいと思うが、うまくいけば悪くはない収入になると思う。これは自分のアイデア次第だと思う。

(まだたった4年前だが)自分が任期付きのときも思ったが、ポスドク問題って結局当事者しか本気になっていない。苦しいのはアカデミアだけでなく、保育園の先生の待遇も問題だし、小学校〜高校の先生の激務も問題だし、介護の人手不足も有名だと思う。シャッター商店街なんてどこでもあるもので、個人商店の経営だって楽ではない。大手企業ですら、一寸先は闇である。

なので、「苦しい、助けて!」と、いくら叫んでいても仕方がないことだけは自覚した。なので、上の通り必死に抵抗はしている。他にも資産運用(株を買ってるだけだけど)などをやっているのだが、おすすめになってしまうとよくないので、紹介はできない。

大事なことは、自分で稼ぐ方法を考えて、研究とうまく融合していくことだろうか。研究って本来自由なはずなのに、いつの間にか自分のテーマに固執し、それ以外を排斥しようとしてしまう。しかし、世の中には面白いことはたくさん転がっている。稼ぐことと研究をすることが相反することと考える必要はないと思う。

基礎研究の楽しさを忘れずに、どうやったら稼げるかを模索していくことは、今の自分のライフワークでもある。お金に余裕があると、心にも余裕が生まれるので、研究者貧乏なんて言わずにうまく研究と融合していきたいと考えている。

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