ポスドク問題の解決法ってあるのか?No.2。
任期付きで不安定かつあまり良くない待遇で働く問題(ポスドクだけではなく、テクニカルスタッフ、派遣職員、パートタイマーも)の解決法ってあるのか?について。
そもそもなぜこんな問題が起こるのかといえば、大学や研究機関にお金がないからである。
少子高齢化が進んでいる日本。定年退職でポストが空いたはずなのに、増員がないという話は珍しくない。地方私立大学の苦境は有名だけれど、有力国立大学ですらそのような話が聞こえてくる。ポストが減れば争いが増えるのは言うまでもない。
ポストが減ったとしても、予算があれば、特任教員を作ったり、任期付きでもそれなりに長い期間働くことができる。やはり予算がないのが大きい問題である。
じゃあどうすれば良いかといえば、全体の予算を増やすことだと思う。
日本学術振興会の科研費の増額、JST(科学技術振興機構)の新しい研究領域の立ち上げ、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプロジェクト発足など、とっても偉い先生方が各省庁と連携して、こういう交渉をして、研究業界へと予算を引っ張ってきている。
自分も一度くらいは参加したことがあるが、うーん、末席にいただけ。こういうレベルはだいぶ先かもしれない(いや、そんな機会は自分には来ないかもしれないが・・)。
なので、もうすこし自分のような若手研究者にもできることはないかと考えている。
なので、次回の記事以降、少しでもいいからこのポスドク問題に貢献できる術がないかを探っていきたいと思っている。
No. 3に続く。
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