2018年10月25日木曜日

おめでとうと言えるだろうか?

勉強にしろ研究にしろ仕事にしろ、すぐにうまくいくものではない。うまくいかない時に、隣の人がうまくいくと、内心は落ち着かない。

自分だけがダメなのだろうか、差をつけられてしまったかという気持ちが芽生える。だれでも経験があるのではないかと思う。

研究業界でもそうで、良いデータを出したり、論文が採択されたとしても、喜ばれるとは限らない。いや、正直、正確に言うと、喜んでくれる人の方が少ないのはないかと思う。

大学院生の時からそうだが、自分の論文が通った時のリアクションをみると様々である。

もちろん、おめでとうと言ってくれる人もいるが、残念ながら「ちっ!」みたいな不機嫌なリアクションをとってくる人も少なくない。学生の時だけでなく、研究を仕事にするようになってからも同様である。

誰しも人の成功は、羨ましくもあり、嫉ましくもあり、悔しくもあるものだと思う。それが自然だと思う。

しかし、それをぐっと我慢して、「おめでとう」の一言くらいいうのが大人なのではないかと思う。

ところが、こんなこともできない人は少なくない。なので、自分の中のルールとして、人におめでとうと言えない人間とは疎遠になることにしている。仕事の関係もなるべく関わりを減らすようにしている。

なんかコミュニティーから外されるのではないか?みたいに恐れて、嫌な人とも我慢して付き合ってしまう人は結構多いと思う。

しかし、実際にはそんな嫌な人が多いコミュニティーにいても大した得はない。さっさと出る方がよほど自分のためである。

ということで、自分は仕事関係で付き合う人を選んでいる。そうすると、正直、とても快適である。

ブラック企業の問題にも通じると思うが、嫌な人が多いコミュニティーからはさっさと脱出してしまうのが得策だと思う。もちろん、すべての人が素晴らしいコミュニティーなんてないけれど、おそれずに合わないコミュニティーから脱出してみると、「なんで今まで我慢していたんだろう?」と不思議な気持ちになると思う。

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