2018年10月10日水曜日

ポスドク問題の解決法ってあるのか?No.1

ポスドク問題とは、博士号を取得した後にアカデミック(大学や国などの公的研究機関)で研究をする場合に、1年契約などの任期付きのポジションしかなく、待遇が安定しないことである。ポスドクとは、ポストドクターであり、博士号を取得した後の研究者を意味する。博士研究員のこと。

ポスドクに限らず、テクニカルスタッフ(技術員)、派遣職員、パートタイマー、アシスタントなども任期付きが多い。これらの解決が叫ばれているが、実際には全然改善している気配はない。

SNS上でもしばしば問題になるが、改善した話はあまり聞かない。激論を交わして終わりになっている気がする。

2014年に日本植物学会の年会で、若手のキャリアパスの理事会主催シンポジウムを主催した。リンクはこちら

タイトルは、本音で語ろう若手のキャリアパス ~研究者貧乏よ、さらば~」

というものだった。うーん、自分らしいタイトル・・・笑。

ちなみに今いる明治大生田キャンパスで開催され、その半年後にその場所に就職するという偶然。ほんとにただの偶然。

この時は任期付きの研究員だったので、任期付きの立場も必要とのことで白羽の矢が立った。任期付きで、かつ、好き放題言える奴ということだったのだと思う。よくわかっていらっしゃる・・・

それでこういうシンポジウムもやってきたのだが、残念ながら無力感が強い


自分は2015年に明治大学に職を得て、パーマネントになった。なので、自分のことだけ考えると、まあ安定である。でも、雇用している人たちもいるし、業界全体の底上げも必要である。

なので、ポスドク問題(この場合、テクスタ、派遣職員なども含む)の解決を考えたいのだが、何が障害なのだろうか?何回かのブログ記事を書いてみたいと思う。

No.2に続く。

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