2018年6月27日水曜日

論文のReviewも楽じゃない。

論文は自分が投稿して審査を受けるだけではない。自分が他の人の論文を審査することもある。これをReview(査読)という。

自分の専門に近い分野からReviewの依頼が来る。全部受けようと思うと年間二桁に達してしまう。一番多かった2016年は、Reviewの数が16件だった。さすがに多すぎたので、最近は少し断っている。

とはいえ、知り合いのEditorなんかからの依頼だと断りにくい。また、最新の知見を一番最初に読めるので、自分の関連の分野なんかだと面白かったりする。レベルの高い雑誌ほどやる気になる(中身もそれなりに良いことが多いので)。

Reviewの審査期間は、依頼を受けてから短くて1週間くらい、長いと1ヶ月くらいである。2、3週間くらいが平均かもしれない。

自分は割と締め切りを守っているのだけれど、最近自分たちが出している論文のReviewは、全然締め切りは守られていない気がする。なんか理不尽だ・・

また、Reviewは無給であるし、あまり業績にはならない。ボランティアなのである。自分の所属する学会誌などならば全然良いのだが、商業誌なんかだと、「なんで無料でReviewして筆者や読者がお金を払うんだろ・・・」と思ってしまう。うまいビジネスモデルだとは思うが、みなあまり快く思っていないのでそのうち崩壊するかもしれない。

ということで、自分も担当するReviewだが、自分の論文については毎回「締め切りをきちんと守って!」と思っている。

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