2018年6月21日木曜日

最近Proofの質がどんどん下がってきている。

論文は、レビュー(審査、査読)を経て、リバイス(改稿)を行い、最終的にアクセプト(採択)になる。

アクセプトになれば終わりというわけではない。最後に最終校正(プルーフ、Proof)を行う。

アクセプトまではワードなどのファイルだけれど、最終版は論文雑誌に掲載される形に変換される。それとともに、編集部が英語を直したりする。

しかし・・・・・

最近、このProofの質がどんどん下がっている気がする。


最終校正なのだからここで間違えると、そのまま掲載されてしまう。しかし、なんと間違って直してくることがある。そして、間違いが多くなっている気がする。

どう考えても合わない単語だったり、誤字脱字、そして最近多いのはFigureの画像がずれたまま送ってくることである。ひどい時にはFigureそのものがなかったりした。

出版社からすれば、Publishさえしてしまえば売り上げには関係ない。このため、最近ではProofを人件費の安いところに外注している様子が見受けられる(おそらく)。

最近、世界的に論文の出版社に対し、批判が強くなっている。最近のProofの質の低下を見ると、ただのお金儲けとみられても仕方ない。大事な研究論文の編集にはきちんと責任を持ってもらいたいと強く願う。


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