第一校舎2号館にもいろいろな教室が入っている。私のいる環境バイオテクノロジー研究室の隣の建物であり、渡り廊下で繋がっている。
一階には講師控え室があり、講義の前には必ず立ち寄っていろいろな要件をお願いする。専任講師の場合は自分の研究室があるが、兼任講師や非常勤の講師の方々にとっては、講義の前に滞在するスペースである。また、印刷依頼からポインタ、VGAアダプタを借りるなどのお願いもする(基本的には、自前のものを使っているのだけれど)。講義を行うには欠かせない場所である。
講師控え室は、その名の通り講師の方々の居場所でもある。専任教員には研究室があるが、外部の先生方には講義の前に滞在する場所がないので、ここに滞在することになる。ということで、お茶の用意もある。普段入ることのない学生からすると、未知な空間かもしれない。
講師控え室の隣には、農学部の学習支援室がある。TA(ティーチングアシスタント)の大学院生が滞在しており、勉強に困った学生が相談できる体制になっている。大学院生の先輩に聞くのはなかなか勇気がいるかもしれないが、学部生はどんどん活用して欲しい。
大学院生専用のデスクワークのためのスペースもある。明治大学の研究室では、各研究室の人数が多く、デスクワークに十分なスペースを用意できないことがある。このため、大学院生には専用の部屋があり、PCを持ち込んでデスクワークができるようになっている。
また、実験室や大きめの教室があるので、ガイダンスや学年全員が履修するような講義のときに訪れることが多い。
個人的な思い出としては、明治大学への着任が決定した後、初めて訪れたのがこの2号館である。年度末のその日は、新3年生の研究室の決定の日であった。そこで初めて学生の前に顔見せをして、いきなり研究室の初めての学生(1期生)を決定したのである。「ものすごい観察されてるんだろなあ笑」と思いながら部屋に入っていったのを今でもよく覚えている。なかなかに強烈な体験だった。
着任して3回ともこの2号館で研究室の投票が行われているので、(部屋が空いている限りは)この2号館で配属される研究室が決定することになるだろう(これは農芸化学科の場合)。
と、思ったら、今年は部屋が空いていないので、別の建物になるかもしれない。
いずれにしても、実に様々な機能を有する思い出深き2号館なのである。
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