2021年2月1日月曜日

遠くの頑張れよりも、近くのやめとけ

仕事でも日々の生活でも、常にどのような方向に努力をすべきか迷う。小さいものから大きいものまで、日々選択の連続である。


時間、空間、労力、資金は有限。何に使うかがとても大事である。


どんなに努力しても方向性が間違っていると結果がでない。全身全霊で作った商品だって売れるとは限らない。迷いながら作っていくものだと思う。そして、だめそうならばなるべく早めにやめなければならない。


ものごとは、始めることは意外と簡単。あんなことができたらいいな、こんなことができたらいいなと盛り上がって何かを始める。


しかし、それが効果的ではなかったときに、止めるのはなかなか大変である。


自分の選択が失敗であったことを認めなければならない。誰かと一緒に物事を進めていたら、止めることを相手に伝えなければならない。大きなことであればあるほど、雰囲気が良いことは少ないのではないかと思う。


こうして日々、選択の連続であるが、正解だったのかそうでなかったのかは、判然としないことが多い。


なので、自分の選択について、誰かに問いかけてみたくなる。


一昔前だったら、物理的に接触するしか聞く方法がなかった。せいぜい電話、その次がメールではないかと思う。


しかし、現代は、SNSで気軽に聞くことができる。知り合いだけでなく、会ったことすらない人、本名さえ知らない人にも聞ける。


こうして、SNSで相談できるのはすばらしいことではあるけれど、傾向をみていると、遠くの人は「とりあえず頑張れ」と言うことが多いと感じている。


それはそうかもしれない。詳しいことなんて知らないし、リアルであったこともない。そんな人に「その選択はやめとけ」なんていったら喧嘩になるかもしれない。やめさせるまでの判断ができないので、とりあえず「頑張ってください」、「応援しています」くらいしか言えないと思う。


こうして、SNSで相談すると、いつの間にか肯定的な意見に囲まれてしまう。さらに、意識的に・無意識的に肯定する意見を選んでしまうのが人間ではないかと思う。このように、SNSでの相談は、自分の判断の正しさを誤認してしまうことが発生する。TLを眺めているとすごく感じることである。


間違った判断を止めることはとても難しいし、勇気がいる。労力もいる。しかし、それでも近くに止めてくれる人がいたら、本来はそちらを大事にしなければならないと思う。





遠くの頑張れよりも、近くのやめとけ


である。いま作った言葉だが。。これを自分でも肝に命じて、肯定的な意見だけを採用しないようにせねばと考えている。








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