2021年2月9日火曜日

選択を人に任せるとどうなるのか?

研究室ではいろいろなことを学ぶが、うちの研究室で鍛えて欲しいことの1つが判断力。


研究生活に入ってからの難しさは、判断の難しさ。


その研究を進めて良いのか、軌道修正をした方がよいのか、辞めた方が良いのか、さまざまな選択を求められる。このブログでも何度となく語っている。



自分は研究室の教員として、個別の案件の選択を手助けする。そう、あくまで手助け。選択をするのは本人たちである。


もちろん、教員である自分が選んでしまうこともある。しかし、選択を人に任せることは、お勧めしない。


なぜなら、選択を人に任せると、将来的に不都合が起こるからである。


何が不都合かというと、選択を人に任せると、

成功した時は自分のおかげ、失敗した時は選択をした人のせい

となるからである。


こうして文章にすると、いや自分はそんなことないと言う人がほとんどだと思う。でも、いざ自分の仕事に入ると、そんなに客観的に見ることは難しい。


これまで色々な人を見てきて、やたらと他責思考な人は、大事な選択を人に任せる傾向がある。選択を人に任せることは、とても楽なのである。自分で勉強しなくてもよいし、責任を回避できる。そして、結果がでたら、上記のように、成功したら自分、失敗したら相手と思えるからである。


しかし、それはあくまで自分の評価。周りからすると、成功したとしても、本人の成果と思われないことが多い。


こうして、自己評価が高くなる一方で、他人の評価が低いというギャップが生まれる。このギャップが、人間関係の軋轢を産む要因になる。


ということで、こうした軋轢をうまないように、学生の時から自分で選択をする訓練をして欲しいと思っている。こうして文章にすると当たり前すぎることなのだけど、できない人は思いの外、多いのである。。







本日はちょっと真面目な話。。そろそろ研究室選びのため。。

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