2021年2月15日月曜日

査読は無償労働。

また査読依頼が・・。片付けても片付けてもやってくる。最近は、結構断っているが。今回は受けようか。


査読(Review)は、他人の論文の審査をすること。


研究者にとっても最も大事な学術論文は、査読を経てウェブ上や雑誌に公開されるものである。


このプロセスがない場合、どんなに頑張って論文を書いたとしても、好き勝手に自説を述べていると取られてしまうこともある。査読があったから絶対正しいとは限らないが。


こうした査読を他の研究が行うのだけれど、この作業は無償である。





これはずっと問題になっている。


学会などの学術的な団体が発行する雑誌ならば、まあ無償での査読はいたしかたないかもしれない。


しかし、営利目的の出版社の雑誌であっても、研究者は無償で査読する。無償で査読し、しかも著者は出版にお金を払う。そして、その論文を有料で売るのである。すごいビジネスモデルある。


こんな状況にもかかわらず、さらに近年、どんどん出版料や講読料が上がっている。ということで、研究者の不満のタネの1つである。


じゃあ断ればいいじゃないかと言われればその通りなのだけれど。最近はそれなりの頻度で断っているが、自分も論文を出しているわけだし、すべてを断る気にはならない。なんともハマっている感がある。。


こうしたビジネスモデルはいつまで続くのだろうか。みんなが疑問に思いながらも、続いてしまっている。






無償での労働をうまく回避することが大事。。

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