つらい・・・仕事が多い・・・
学期が始まるとやはり忙しい。そして、ゴールデンウィーク明けからもっと忙しくなりそうな予感。6月中旬まで息つく暇もなく、そう言っている間に8月になっている気がする。。
仕事が多いと言ったが、性格に言うと仕事の種類が多いのだと思う。
大学の先生なので、当然講義や実習がある。
講義といっても準備して授業をすれば良いだけでなく、途中の小テストなどを採点もある。他にも個別に事情がある欠席について話し合ったり連絡を取り合うこともある。
研究については本当に幅広い。自分のポスドク、テクスタ、学生の研究はもちろんのこと、予算を獲得すれば当然いろんな会議に参加することになる。ありがたいことのなのだけれど、その分、報告書や予算計画書など、事務処理は激増する。
さらに新しい研究の種を探すために、いろんな大学、研究機関、企業とのディスカッションが入る。2019年に入ってからも数多くの企業の方々とディスカッションをしている。
さらに研究が進めば学会発表したり、論文を投稿することになる。論文作成が大変なことはいうまでもないが、学会の手続きだったり、論文投稿作業、さらには掲載料の支払いなど、付随する仕事がたくさんある。自分の論文だけでなく、査読も行う。
ここまででまだ教育と研究の話であり、大学には他にも委員会がたくさんあってそれらの仕事も入る。さらには外部からインタビューなんかの仕事もあるし、高校生向けの授業なんかも入ってくる。
このように、一体いくつの仕事をしているのか、忘れないようにするだけでも大変である。まだ自分は役職についていないのだけれど、これで学部や学科の役職についたら本当に大変だと思う。
そしてもう一言言うと、これは仕事の話であり、家に帰ったら家庭のことを考えなければならない。
ということで、学生のうちからいろんな仕事を同時にこなすマルチタスクの練習をして欲しいと思っている。
講義では間に2、3回、突然クイズをやることになっている。もちろん講義に関連したことではあるのだけれど、クイズを答え、そして、講義に戻ることになる。こうした頭の切り替えの練習をして、マルチタスクの能力をアップして欲しいと思っている。
今は就活の時期なので、就活に集中している学生も多いと思う。しかし、やはりよくできる学生はそんな中でも研究を進めている。「就活はいいの?」と心配になるくらいである。
念のため言っておくが、「研究を進める」≠「実験を進める」である。就活中なので、実験がある程度止まるは仕方ないが、同じデータであったとしても先行研究の知識や解釈が増えたり、自分の研究の説明がうまくなっていることも、研究を進めたと言えることである。
そうした学生は、もともとマルチタスクの能力が高いだけでなく、就活中にもさらにその能力に磨きをかけている。社会人になってからうまくいくであろうことは目に見えている。
なので、◯◯をしているからできませんと安易に言うのではなく、ぜひ少しでもマルチタスクの練習をして欲しいと思っている。それぞれのペースがあるので、こればかりは本人に任せるしかないが、この能力が低いと将来本当に苦労するので、体調に気をつけてぜひ身につけて欲しいと思っている。
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