2019年4月20日土曜日

早くも研究室のテーマ決めがせまる。

3月から新メンバーが配属された。現在は基礎実習を進めるとともに、ゼミで先輩たちの研究進捗(PR, progress report)を聴いている。研究の進捗なので、難しいかもしれないが、新メンバーにはこの期間に、研究室のメンバーがやっていることをざっくりとイメージしてもらうことになっている。

小山内研では早くも研究室のテーマ決めが近づいている。


それまでは5月半ば頃に新メンバーのテーマを決めていた。基礎実習期間がもう少し長かった。しかし、手法をたくさんならっても結局使わなかったりして、それだったら早めにテーマを設定して、研究を進めてしまった方がよいのではないかという話になった。

そこで昨年度から4月中にテーマを決めてしまうことになった。

ただし、テーマを決めると言っても、研究テーマは常に調整をしながらダイナミックに変化するものである。やってみたら結果が出ない、あまりにも実験が大変、測定が不可能だったなど、いろいろと困難がある。そうした時に柔軟に対応することが必要である。

割と怖いのは、「自分のテーマだからうまくいくはず!」という願望が強すぎで、失敗を認められないことである。失敗を認められないとどうなるかというと、いつ進捗を聞いても「今やっています」「これからやるところです」という返答になる。「今やっている」「これからやります」というのは一見ポジティブな返答に見えるが、単に結果をきちんと考察せず、目を背けているだけの場合がある。

ということで、テーマは設定するが、どんどん変化するものなので、柔軟性を失わずに考えてもらいたいと思っている。

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