昨日一昨日で、修論発表会は終了。
うちの研究室の3人だけれど・・・・
本当に立派だった。
AさんとTさんは最初緊張していて大丈夫かなと思っていたけれど、少し経ったらすらすら話しだして、質疑応答も見事だった。会場で聴いていた自分の方が、「あ、その質問、自分が聞かれたら答えられなかったかも笑」とこっそり思っていた。そんな質問にもきっちり答えていた。
そして、昨日のブログでも紹介したTくんだけれど・・・
もう言うことない。すごいよ・・感想はそれだけ・・。発表が15分間だけなのがもったいなかった。もっと聴きたいところだった。
これで研究室の第1期生が3人卒業し、1期生が全員研究室から巣立つことになる。
寂しいというか、なんとなくまだ実感が湧かない。でも、昨日一昨日の発表を聴いていて思ったことは、
「もう3人に教えることはない」
だろうか。もう自分の知っていることは伝えきった気がする。3人は、すでに様々な面で自分を超えていると思う。これからそれぞれ新しい会社で活躍してほしいと願っている。
また、うちの研究室だけではなく、全体的に発表のレベルがすごく高かった気がする。
これにはもちろん理由があって、明大大学院の農学研究科の修士の場合、学部3年生から研究スタートして内部進学するケースが多いので、4年間研究をする になる。
一方、大学院を移って修士からスタートして、修士修了後に就職すると、研究期間は2年間になる。しかし、大学院の最初は授業があるだろうし、そのあと就活が始まると、実質半年間くらいの研究期間になってしまうことも多い。自分がいた東大分生研や総合文化研究科では、外部からの進学者も多かったので、あまりにも短い研究期間になってしまうことが多かった。
なので、今回の修士論文発表会では、長い期間研究しただけあって、ものすごくいっぱいデータが詰まった発表が多かった。
熟成肉で有名なM研のAさんも、あんなに発表が上手だとは知らなかった。。質疑応答も難しい指摘をうまくこなしていて見事だった。同じ研究室のOくんも、学部時代はいつも僕の授業で前の席に座って好成績だったけれど、研究もさすがだなあととても感心した。
食品のK研のNくんとは、大学院の講義で接したけどとても元気に発表していて、でも元気だけではなくすごく面白いテーマでいっぱいデータもあって、論理的に受け答えしていた。もう立派な大人だ・・・と感動した。。
隣の土壌研のKくんもすごいマシンガントークで、先生方から高評価だった。頭のキレがすごいんだろうなと感じた。乳酸菌のS研は、このM2世代が、まさに研究のブレイクスルーを作ったんだろうなと感じさせる研究発表で素晴らしかった。
他にも素敵な研究発表で語るに尽くせないが、こちらもすごく勉強になったし、同時に感動させられた。副査もこなして大変ではあったけれど、素晴らしい体験をすることができた。
これからそれぞれいろんな会社に入り、社会人として第一歩を踏み出すのだけれど、修士までで鍛えた実力で明るい未来を作っていってほしいなと思う。農芸化学科で4年、農芸化学専攻で2年間を過ごし、6年間をこの場所でこなした学生たちならば、きっと明るい未来が来るはずだと信じている。
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