今年の研究室配属決定の会は、3月2日。いよいよあと1ヶ月である。明治大学農学部では、3年生から研究室配属になる。
今年の人数はまだ確定していないけれど、一研究室あたり7〜8人くらいだろうか。農芸化学科では、研究室あたりの人数が均等になるように配属枠がある。競争となった場合は2年生終わりまでの成績(GPA)順となる。
研究室は配属枠の中で、学生が選ぶ。教員に学生を選ぶ権利は一切ないのが農芸化学科の特徴でもある。正直、「学生を選んでください」と言われてもきついのでこれで良い気もする(一人くらいドラフト枠みたいなのがあっても面白い気もするけれど、不平不満が確実に生まれるので、辞めた方が良いとは思う。いや、実際には選べないと思う)。
他の記事でも書いたけれど、多くの研究室では配属決定の日に歓迎会が行われる。うちの研究室でも、せまいけれど研究室で歓迎会を行う予定である。3月始めなので、就活とか卒業・就職準備とかで全員は揃わないのだけれど、研究室が狭いからまあちょうどいいのかもしれない。
そういえば、一期生はちょうど卒業旅行で配属決定の日にいなかった気がする。自由だなあと思うが、それくらい権利とそして責任が与えられるのが研究室配属以後であると思う。
私は学生に、学部生は半分社会人、大学院生はほとんど社会人であるとよく言う。もちろん、学生ではあるのだけれど、そのような意識で勉強して欲しいと思っている。そうすると、実際に社会人になってから研究室が役に立たなかったなんて言わないと思う。どれくらい研究室で鍛えておくかでその後の社会人生活が変わってくるので、ぜひ貴重な時間を有意義に使って欲しいと思う。
研究室配属に際して伝えたいことは、
1. 配属決定は終わりではなく始まりであること
2. 研究成果は努力してもなかなかでないが、努力をやめたら絶対にでないこと
3. 研究内容だけでなく、時間の使い方、予定の組み方、人とのコミュニケーションの仕方、取捨選択における考え方などを学んで欲しいこと
だろうか。大学受験と同じで、ここからまた新しい勉強の始まりなので、ゴールだと思って気を抜くとあっというまに辛い空間になってしまうと思う。ペース配分をうまく調整しながら頑張って欲しいと思う。
いずれにしても、新しいメンバーが来るので、迎える方もどきどきである。今年の新3年生ははじめて分子生物学の講義を担当し、実習の時間も多かった。さて、誰が環境バイオテクノロジー研究室に配属になるのだろうか。。いまからとても楽しみである。
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