2023年度も残すところあと半月ほど。全然仕事が終わらない。
2023年度は、自分にとってかなり苦しい年だった。
ものすごく不思議なのだけれど、論文は3本が出版され、2本がin press。もう1本もprovisionally accepted(アクセプトは確定)という状態。たくさん論文が出た。
また、JST GteXも採択されて始まったし、会社は川崎市の予算に採択された。会社も少しではあるけれど、次の5月の決算では黒字の予想である。
研究室からは2人目の博士も誕生し、学位授与式では代表で答辞の予定である。
よくよく考えると、良いことばかりのように見える。
それなのに、本人の実感としてはとても苦しかった。
それはなぜかといえば、成功数が増えると、失敗数はもっと増えるからだと思う。
いつも言っているけれど、1個成功させるためには、チャレンジして10個は失敗しなければならない。失敗は外に見えないだけである。
ということは、5個成功させるには50個失敗しなければならないということである。
確率が上がればいいのだけれど、そう簡単に上がるものでもない。
ということで、
成功する数が増えるにつれて、失敗する数はもっと増える
のである。
どんなことであれ、失敗は心と体のダメージとなる。成功で多少は癒されるけれど、ダメージは蓄積する。こうして、よく考えればうまくいった2023年度は、自分にとってかなり大変な年であった。
この矛盾が、自分を苦しめているということがはっきりしたのが2023年度である。
失敗を一瞬で忘れるようなマインドセットになればいいのだろうか。はたして身につくものか。仕事をしていくにはいろんな能力が必要だなと思う。場所を変えたりするのも1つの手だと思うので、2024年度は外勤などを増やして、失敗を早く忘れるようにしたいと思っている。
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