2020年7月10日金曜日

科学の世界で成功するには。〜英語の勉強も兼ねて〜

啓発的なものは全然勧めていないのだが、iBiologyというYouTubeチャンネルのこの動画は絶対に見た方がいい。


タイトルは、How to Succeed in Scienceである。もう、そのまんま。科学の世界で成功するには?である。Yale大学の教授が話す20分と少しの動画である。英語なので、英語の勉強にもなる。

いろんな科学の偉人を引き合いに、彼らの言葉を紹介している。

100年以上前の言葉もあるが、今でも完全に通じる。

1. Thomas A. Edison(トーマス・エジソン)
Work Hard & Wisely
翻訳するまでもないけれど、
ハードに、そして賢く働け。

エジソンの言葉ではないが、その後、
誰かがあなたは十分に働いていないと言ったら、おそらくすでに手遅れだろう
とも述べている。

You are in charge
直訳すれば、それはあなたの担当だだろうか。
くだけていえば、あとはよろしくである。
ようするに、他の誰でもなく、自分で考えて、自分で仕事をすべきという意味。要するに自分が責任者であるとも言える。

こんなの当たり前と思うかもしれないけれど、だいたいうまくいかない時は、ついつい人のせいにしてしまう。そうするとどんどん状況が悪化する。



2. Benjamin Franklin(ベンジャミン・フランクリン)
Leave a paper trail. It (scientific paper) is the scientific currency.
直訳すれば、紙(論文)の道を残せ。論文は科学の通貨であるだろう。
要するに、Publish your paper である。論文にしないけれど、研究をしたと言っても無理ということである。

ちなみにベンジャミン・フランクリンは、1700年代の人。雷の実験で有名。気象学者かつ政治家で実業家。
「論文を書かないけれど、自分は・・・」という言い訳が科学の世界で通じないということは、なんと200年以上前から変わっていないのである。

3. Albert Szent-Gyorgyi(アルベルト・セントジョルジ)
ビタミンCの発見者、1893~1986年の方。
Diversify your portfolio.
ポートフォリオの多様化を。
ポートフォリオは、一般的に金融資産などを指す。例えば資産を自国通貨、外貨、株、債権、土地など、いろいろな種類で持っているときに、ポートフォリオが多様であるという。

ここでのポートフォリオは研究と研究成果の多様化を述べている。ハイリスクで大きな目標の計画と、予想できる確実な目標の計画を混ぜるように述べている。

そこから転じて、研究成果の多様性も言えるかもしれない。人間はどうしても自分に有利な指標を採用したがる。論文の数が大事、トップジャーナルが大事、引用数が大事・・などなど。

人によって評価方法は様々。なので、研究成果というポートフォリオも多様化していた方が役に立つ。


ということで、実はこの動画は前にも紹介した気がするのだが改めて。

言われてみれば当たり前のことばかりだけれど、当事者になってしまうとなかなか実行できない。でもこんな当たり前のことがずっと昔から言われているし、科学に限らない金言だと思う。自分も何度も見直して、忘れないようにしなければ。






自分も英語の勉強。常にレベルアップを図らなければ。。

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