2020年7月15日水曜日

これでいいのか!大学は自粛で、娯楽はOK?

本学は、研究室は人数を減らして、エタノール消毒、マスク着用などで研究活動は許可になっている。



また、一部の学生実習で人数を減らした対面式での講義になっている。

大学院の講義は人数が少ないのでZoomでリアルタイム。ゼミもリアルタイムのZoomで行っている。

しかし、人数が多い学部の講義はそうはいかない。

自分の講義はまず課題配信。その後、オンデマンドで観る形式の講義になっている。

リアルタイムでの配信は、通信環境などの面から30人以上の場合は原則行わない方針になっている。

1、2年生は学生実習が少しはじまったので、ようやく大学に入れるようになった。少しではあるけれど、本当に素晴らしいと思う。

と、こんな感じで必死に自粛しているが・・・・

ホストクラブやら舞台やらで感染クラスターが発生。

そして、それが拡散して各都道府県に散らばっている。

そのせいかわからないが、保育園や小学校などでもクラスターが発生している。

病院や学校で気をつけていて感染してしまうのは仕方がない。また、移動中にかかることもあるかもしれない。

でも、さすがに娯楽施設でかかってそれを広げるのはあんまりではないだろうか。

そして、この最中、テーマパークは解禁し、Go Toキャンペーンなるもので、旅行を応援しようとしている。

そんなのありか・・・・

自分が大学教員だからどうしても大学の身びいきになってしまうかもしれない。

しかし、学生が自粛して、教育をオンラインにしている時になんで旅行やら観光やらを後押しするのだろうか。これでこの国の将来はよいのだろうか。さすがに考えてしまう。

学生の教育って、国家の最重要項目ではないのだろうか。娯楽は止めて、学生たちに勉強をさせる空間を作ってあげるべきではないのだろうか。そんなお金はないとして、さすがに旅行を後押しするのは順番が違うと思う。

学生たちは真面目に自粛して、大人は遊んでウイルスを拡散する。これはさすがにやりきれないのではないだろうか。

たらればはないが、あのまま自粛していれば、もう少し抑えられたかもしれない。「自粛は過剰だった」なんていう論説に飛びついてしまった。甘い誘惑に負けてしまったのではないかと思う。

こういうのをみると、インチキ医療に引っかかる人は絶えないかもしれない。正しい意見ではなく、信じたい意見を採用してしまうのだろう。

いずれにせよ、少なくとも最低限今のレベルで研究と教育を進めなければ。うーん、さすがに今回の政策は考えてしまう。





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