2019年6月1日土曜日

成果の挙がっていない研究はダメなのか。

昨日は、4年生だけのゼミ。就活もあるので、全員参加とはいかないが、いるメンバーでゼミを行う。

時間としては1時間〜2時間だけれど、やはりかなり重要な気がしてきた。このゼミでは実験ノートと生データに近いなどをグラフなど見せて進捗を話すことになっている。

全体ゼミだとみんなの前で話すというだけで、最初のうちは結構プレッシャーかもしれない。何人か質問しただけで終わってしまい、今後の方針を整理するというところまで至らないかもしれない。大学院生ならばそれでも良いかもしれないが、やはり学部生にはきついように思える。

個別に先生や先輩に聞ける人ならばよいが(もちろん、頑張ってアクションを起こすように言ってはいるが)、それでも自分の困っている状況を説明するのはなかなか大変なことではないかと思う。

ということで、学部生だけでやっている学年ゼミは、非常に機能しているように思える。

昨日のゼミでも言ったのだけれど、別に成果が挙ればそれでOKというわけではない。成果が挙がっていなければダメというわけではない。

どういう理由でどういう実験を行い、どのような結果が得られて、その解釈をどのようにしたか。それによって、次の行動をどうしようと考えているか。

こうした一連のプロセスができれば、たとえその実験計画が失敗でも次に移ることができる。そして、このプロセスができれば、いつかは成功する。

逆によくわからないけれど、初めは成功しても、結局上のプロセスができないと、長期的にはどこかで成果が挙がらなくなる。

ということで、成果が挙がっていないからダメではないと思う。それはあくまで短期的な話である。どちらかというと、きちんと論理的に説明ができない方が問題であると思うので、ゼミでは成果の数を気にするのではなく、説明ができているかを気にしてほしいと思っている。



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