2019年6月25日火曜日

この時期は4年生にとって魔の季節だと思っている。

本日のゼミ終了。今日は4年生の発表だった。

第1期生の時から感じていたが、4年生の春はとてもつらい魔の季節だと感じている。



本学部の場合、学部3年生から研究室に配属になる。なので、4年生は、研究室に1年と少し所属していることになる。もうすっかり自分で自分の研究を進めている時期である。さらに後輩も研究室に配属されて先輩になって少し経った時期でもある。

そうなると、4年生はもう新人扱いされないことになる。当然、ゼミなどでも「新人だからまあ仕方ない」という容赦がなくなる。しかし、先輩の修士課程の学生たちは、さらに多く勉強しているので、比べれば知識量が少なくなってしまうのは当然である。

また、研究を1年間も続ければ、うまくいくことばかりではなく、むしろ失敗の連続であるという現実にも直面することになる。

さらに、就職活動や進学など進路に対して迷う時期でもある。就職活動をしている人は両立をしなければならない。

ということで、例年4年生は、この季節に小さくない壁にぶつかる気がする。

解決策は簡単で、問題から目を逸らさずに一つ一つ課題を解決して成長していくしかないが、問題にすぐに立ち向かえるほど人間は強くない。ということで、4年生のこの時期は結構大変であると思う。

しかし、タイトルでは魔の季節と書いたが、今日のゼミを見て、(少なくとも今日発表したメンバーは)4年生の壁を突破した気がする。

就職活動をしていた人も大学院に進学予定の人も、進捗に違いはあれ、きちんと自分で調べて、自分が考えたストーリーを作っていた。もちろん成長に終わりはないし、まだまだ伸び代はあるのだけれど、とても感心した内容だった。。

ということで、こんなことを言うとまだ発表していない4年生にプレッシャーかもしれないが、研究室に配属されて1年が経ち、かつ、進路選択を迫られるような時期には、みんな壁にぶつかるものだと思う。それが普通であるので、ぜひこの時期に自分の課題を明確化し、粛々と課題解決に取り組み、自己成長につなげてほしいと願っている。

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