2022年4月10日日曜日

キャリアパスは、第1希望がうまくいかなかった場合を考えることが大事

昨日は、本学の学振についてのツイートがたくさん見られていた。


博士後期課程の話。



学振特別研究員に採用されれば、学振から月額20万円の給料とともに本学の学費が免除。


そして、2年ほど前から始まっているらしいが、学振特別研究員の採用に落ちても、「学振チャレンジ助成金」なるもので、給付金が出る。


それより大きいのは、学振が落ちた人には、まず助手の枠がある。これは月額20万円。学費は免除ではないから学振の方が良いけれど、学費の減免はいろいろある。


これもない場合には、RA(リサーチアシスタント)。確か月数万円だった気がする(正確な情報は大学へ)。


手厚い・・。自分は何もなし。大学の付属研究所だったので、TAの枠すらも回ってこなかった。博士後期課程3年間は、学生支援機構の奨学金だけ。幸い良いタイミングで論文を出したので、これが全額免除になったが、かなり人数は少なかったはず。


ということで、手厚いなあという印象。


学振などの給付金?にしろ、採用にしろ、Twitterなどを見ていると、うまくいった人が大量に溢れている。


しかし、採用や予算獲得の裏にはもっと多くの不採用がある。


それに、うまくいった場合もあくまで結果論であり、その結果が出るまでに非常にヤキモキすることになる。こうした不安も、キャリアパスを考える上ではかなり重要なファクターである。


なので、今回のように、採用されなかった場合の計画が立てられるのは、非常に素晴らしいことであると思う。


絶対に第1希望に通すという意気込みや戦略は大事だと思うけれど、全てうまくいくなんてあり得ない。うまくいかなかった時の戦略も常に考えていかなければと思う。就活でも研究でも。


特にキャリアパスの相談を受けるときは忘れないようにせねばと思っている。


疲れたツイートや疲れたブログ記事ばかりだが、たまにはまともなことを書かねば・・・

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