2021年1月14日木曜日

JST-ALCAの全ステージゲート突破が決定!

 科学技術振興機構(JST)の先端的低炭素化技術開発(ALCA)。通称JST-ALCA。



文字通り、温室効果ガスの削減の技術開発を行うプロジェクトである。


この予算はかなり厳しく、途中にステージゲート審査(SG)がある。


ステージゲートという名前からも連想ができるように、要するに中間審査、途中の関門である。これを突破しないと研究を続けることができない。


他の研究費でも、大きいプロジェクトになると、中間審査というものはよくある。しかし、研究不正などをしない限り、途中で打ち切りというのはあまりない。


しかし、それではよくない、本当に厳しい審査をしようというのが、JST-ALCAなどで始まったSG。そして、本当に打ち切られていく。非常に大変なプロジェクトである。


自分のプロジェクトは、2013年スタート。SG審査を経て継続している。


そして、2018年に実用技術化プロジェクトという発展版の審査を受け、研究題目を変化させたり、チームを加えることで計画をリフレッシュして進めている。


今回は、実用技術化プロジェクトに移行した後のSG。


こうして、SGを一体何回受けただろうか・・。多分4回?


そして、今回めでたくSG通過が決定した。まだ予算額は未定。おそらくこれで全部のSGが終わった(いや、多分・・・)。本当に大変だった。


実はすんなり全部突破したわけでもない。途中の実用技術化プロジェクトについては、実は1回落ちている。正確には、発展は不可でそのまま継続という判定だった。2017年のこと。


その時は、論文も特許もたくさん出しているし、うちうちではいけるものだと高を括っていた。そんな根拠のない自信が見事に打ち砕かれた。それまでだって全力ではあったのだが、再度気を引き締めて必死に研究を進めた。


その次の2018年のSGでは、ヒアリング1ヶ月前から冷たいものを一切口にせず、面接時に体調をくずさないようにするということをしていた。そのせいかはわからないが、体調は万全だった。それくらいのことはしてSGに臨んだ。


今回は11月下旬の審査。ブログでも述べたが、ナショジオイベントなど大きいものがあったが、大学広報が配慮してくれて、SGのあとにしてくれた。1ヶ月冷たいものを断つということまではしなかったが、かなりのエネルギーを費やした。


SG後は、疲れはてて死にそうだったけど・・・。その週の土曜日に行われたナショジオのオンラインイベントでは、「先生(自分)の顔が疲れている」と、うちのスタッフ3、4人から言われた。いや、そりゃもう疲れていたさ・・。


ということで、話はそれたが、これでおそらくJST-ALCAの全ステージゲート突破が決定。これに気を抜かずに、論文や特許を出して、実用技術化を促進していきたい。。






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