2019年11月13日水曜日

学年だけのゼミはかなり効果的。半分は科学、半分は仕事の練習。

通常の研究室の全体ゼミは2種類ある。

1つは進捗報告(PR, Progress report)であり、もう1つは文献紹介(JC, Journal club)である。

これは研究室全体で行う。

しかし、全体のゼミでは発言する機会が限られてしまう。特に下の学年である学部3、4年生は発言しにくいかもしれない。

このような事情から、今年の3月に学部を卒業した3期生の発案で、学部生のうちは各学年だけのゼミを行うようになった。


3年生または4年生の7名前後と先生だけでゼミを行う。ゼミは研究室の机で行っている。

ここではこれまでの進捗報告をする。実験ノートだけで良いが、PCでデータを見せたり、印刷しても良い(その方が良いかもしれない)。

その学年だけで行うので、実際に困っていること、今後の方向性などをゆっくりと話すことができる。今のところ、これがすごく効果的である。

ゼミで何をしているかといえば、半分はもちろん科学なのだけれど、もう半分は仕事の練習である。

仕事の練習とは何かといえば色々あるが、最も大事なことは、

自分の進めていることを過不足なく人に説明できること

であると思っている。仕事をすると、

仕事 is 説明責任

と感じている。

要するに自分は何をやっているのか、なぜそれをやっているのか?どうして大事なのか?なぜその方法なのか?今後どうするのか?などをきちんと説明し、説明したら次の方向性を決めることになる。まずは説明ができないと仕事が進まない。

研究室のゼミでは、自分が進めていることを人にうまく説明するという練習をしている。言うのは簡単だが、実際にはそう簡単ではない。自分は手を動かしているので説明がなくても理解できるが、周りの人は、その人がどのような状況なのかは説明をしてくれなければわからない。十分な「描写」が必要である。

また、ゼミに限らず、論文作成でも同じ練習をしている。良い論文とはすなわち、過不足なく自分の研究のイントロ、方法、結果、考察を説明しているものである。

ということで、研究室では説明をうまくできる練習をしている。科学の内容もさることながら、こちらはどんな仕事でも必要となるスキルなので、ぜひ能力を高めて欲しいと思っている。

0 件のコメント:

コメントを投稿