2022年3月13日日曜日

1年間考えた起業の形

起業に向けて準備を進めている。この週末は、起業関連の申請書に追われている。





ボリュームがすごく、40ページくらい。重い・・。


3月はじめで、参加していたKawasaki Deep Tech Acceleratorプログラムも修了した。 なかなか大変だったけれど、本当に起業のところまできたので、本当に参加してよかった。


また、昨年9月に参加したアグリテックグランプリ関係の方々ともディスカッション。


これらを経て、もちろん自分で考えて、起業の形を決定した。


それは何かというと、最初の段階では投資を入れないこと。


バイオの研究型スタートアップというと、最初に投資をいっぱい集めて、設備を揃えてからスタートする。何千万円、何億円からスタートすることが多い。


ベンチャーキャピタル(VC)または、事業会社の方々から出資してもらう。


しかし、やはりただでは投資してもらうことはできず、リターンが必要になる。


リターンは色々な形があるが、上場というのが最も大きいリターンとなる。なので、VCなどから投資を受ける以上は、基本的に上場を目指すことになる。


そして、その上場を目指す期間は、ファンドの性質によるけれど、大体最長10年、基本的には数年間となる。


なので、上場を目指して投資をガンガン使って突っ走ることになる。何千万円、何億の赤字なんて気にせずに(気になるだろうけれど)、とにかく研究を進める感じだろうか。


色々なスタイルがあってしかるべきだけれど、正直、このスタイルが合わないと思った。


自分は大学の教員の仕事もしっかりやりたいし、別に上場企業を作りたいわけではない。


また、どんなに大きな上場企業を作ったとしても、環境問題は解決しない。解決するのだったら、トヨタやアマゾンに頼んで、解決してもらったほうがよい。


なので、少しでも多くのネットワークを作り、個人から大企業まで、たくさんの人が参画できるシステムの構築が、環境問題などのグローバルな問題の解決には大事だと考えた。


しかし、投資を受けてしまうと、その会社の色がついてしまい、なかなか色々な人と組みにくい。


こうしたことから、投資を受けずに、できるだけいろんなひとたちと組むシステムにしようということにした。


こうした起業の形を作り上げていくために、上にあげた方々だけでなく、アカデミアから事業会社、公務員の方々までとにかく色々な人と話している。本当に話してばかりである。


ちなみに、じゃあ投資関連の方々と話していないかというと、そんなこともない。「投資は受けない!」と公言しているのだけれど、意外にもVCの方々ともお話をしている。笑


なぜかというと、この界隈の方々は、興味本意・好奇心ベース(Curiosity-driven)で動いているからではないかと思う。


なんか投資の話そっちのけで、お話をしていることが多い。。


また、こちらも投資を最初は受けないつもりだけれど、後で変更できるように、このような形にしている。投資を受けてしまってからなかったことにはできないので。


ということで、それはまあ色々な方々とお話をしながら作り上げている(お話は、誰でもではないのですが、いつでもお受けしますので、お気軽にメールをください)。


知り合いがたくさんいるので世間は狭いなと思いつつ、でも色々な考え方の人々とお話をしているので、世界は広いなとも思う。




起業までまだまだいっぱい勉強せねば。。





継続は力なり。起業の勉強も続けることが大事。。

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