2022年2月3日木曜日

社会人には高校の教科書を

学生が終わり、社会人になる。そうすると、その業界でしか使わない専門用語などに触れることになる。


専門用語を使いだすと、なんとなくプロフェッショナルになった気分になり、その言葉を使うだけで仕事をした気になる。


難しい言葉をどんどん知っていくと、右肩上がりに成長しているかのように思ってしまう。


自分の実力がきっとすごく上がったのだろうと思ったら、ぜひ高校の教科書を開いてほしい。もちろん、自分の関連する分野で。



全然わからなくて愕然とするので。



そう、大学の先生をやっている自分も、高校の教科書を見返すと、「こんなレベル高かったっけ?とビビることがある。


そして、受験問題なんて解けやしない。


さらによく読むと、基本に忠実でとてもよいことが書いてある。


最近思うのだけれど、社会人に話をしようとすると大学1年生よりも簡単に喋らないければいけないことが多い。


要するに、勉強から離れて大学の知識はおろか、高校の知識すら残っていないのである。


なので、大学に着任して思ったのが、なんか学生の方が話が通じるということである。そして、学生の方が、たとえ知らなくても勉強する態勢が整っている。


もちろん、全然勉強しない学生もいるし、勉強しまくってどんどん伸び続けている社会人もいる。


その中で、勉強しなくなった社会人はかなりやっかいである。社会人になっただけで実力が上がっていると思ったら大間違いで、むしろ退化していると思った方がよいくらいの場合が多い。それが仕事をしていて感じることである。


常に勉強。勉強しなければ退化していく。自分に常に言い聞かせなければと思っている。




高校の教科書は偉大・・

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