先週の土曜日は新入生ガイダンス。新一年生が入学した。
今年の農芸化学科は150人近く。ほぼ定員ぴったりである。そして、女子比率が例年より多そう。例年の農芸化学科は、6割〜6割5分が女子なのだけれど、それより少し多いようである。
これから大学生活が始まる。受験勉強が終わってほっと一息と言いたいところだけれど、大学は学校。勉強するところである。残念ながら。。
農芸化学科は、化学と生物をベースに、さまざまな学問を学ぶ。高校までにはなかった食品科学、微生物学、環境化学など、勉強の範囲が広い。そして、学生実習も他の学科よりも多い。必然的に勉強が大変な学科である。
授業も全部出席したにもかかわらず単位が取れない場合もあり、なかなかの厳しさがある学科である。先輩たちはこうした大変な勉強を潜り抜けてきている。
色々なことを勉強して、時にはこれは何の役に立つのだろうか?と思うこともある。しかし、勉強して知識を得ること、そして、勉強の仕方を覚えることは、人生にとってとても大事である。
今コロナの騒ぎで大変だけれど、PCR、抗体、RNAワクチン、変異株なんていう言葉がニュースで日常的に出てくる。当然こうした言葉の意味は、勉強してわかる。専門が違っても調べることができるようになる。
言葉の意味がわかり、状況を理解できれば、それぞれに対して解決法や対処法がある。
もしわからないと、なぞの検査などで騙されて多額のお金を取られるかもしれない。変な民間医療で多額のお金を取られてしまう人は、現在でも後を絶たない。
それに知らないと、人間は恐るか怒るかのどちらかの行動を取る。ようするに知らないものが一番不安で怖いのである。
例えばコロナの場合だと、病気を恐れて極端に引きこもって暮らすようになるか、もしくは誰かを悪者に仕立て上げてその人を攻撃しようとする。まわりでもよく見られる光景ではないだろうか。科学を知らない人ほど、誰かを攻撃している。古来より災害や疫病の時に、生贄を捧げたり暴動を起こしたりすることは、どの文化でも共通している。人間の普遍的な真理なのだと思う。
ということで、大学でしっかりと勉強し、知識と勉強法を身につければ、色々な状況に対処でき、生きていく上での恐れと怒りが減ると思っている。
いきなり身につくわけではなく、日々自己研鑽。知識と勉強法の習得に終わりはなく、自分だって日々実力アップを目指している。あせらずに1つ1つ課題をこなし、自分の人生に役立ててほしいと願っている。
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