起業して、4ヶ月弱。
一体何が売れるのかわからなかったけれど、この期間で段々と売れるものがわかってきた。
売れるものの1つが、培地。
シアノバクテリアが由来のシアノロジーという会社なので、シアノバクテリア(ラン藻)を育てるための培地を売っている。
BG-11液体培地に固体培地。また、少し組成を変えたものやストック溶液も販売している。
特殊な培地はさておき、通常のBG-11液体培地は、別に特殊なものではない。下記のように作り方もブログに載せている。
https://environbiotechnology.blogspot.com/search?q=BG-11
なので、作ろうと思ったら作れる。
でも・・・・みんながみんな作るかというとそんなことはない。
○培養をお試しでやってみる場合、少量しかやらない場合には、試薬を全部揃えて、ストックを作るのは、お金も労力も場所も使ってしまう。
○自分がうまくいかなかった場合に、培地のせいかどうかのコントロールが取れる。
○バイオ関連の施設がないので、買わざるを得ない
○実は培地作製には書ききれないノウハウがそれなりにあって、自分で作ると失敗してしまう(そして、何が悪かったかわからない)
などの理由があり、実は組成がわかっている培地でもよく買われている。
まあ、料理に例えればわかりやすい。
美味しいレシピがあって、原材料から作れば安いから絶対作るかというとそんなことはない。労力、時間などの問題から出来合いのものを買うことは多々ある。
世の中みんな忙しいので、時間や労力は貴重なのである。
いずれにしても、培地が売れることがわかったのは収穫。
製品のページには、ラン藻の培地しか載せていないけれど、ユーグレナとか紅藻とか他の培地が欲しい場合には、ぜひご連絡ください(会社HPでも、ツイッターDMでも)。。
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