2022年9月30日金曜日

申請の不採択をマネタイズできないだろうか

この間、学振特別研究員の発表があった。TLは大いに賑わう。


また、2月の科研費やJSTさきがけ、CRESTの結果発表の時期も賑わう。


ただし、どちらにしても不採択の割合の方が大きい。


全部を採択することは難しい。また、良いこととも思わない。自分の結果を見ても、やはりちゃんと練られていない計画はとても点数が悪かった。こうした計画まで予算をつけることは良くない。


しかし、レベル的に十分採択されるべきものでも、枠が少なければ不採択になる。こうしたケースはなんとか救いたい。


問題としては、申請書作成(さらにヒアリング)までに膨大な時間を費やし、不採択ならば(計画は練られたとは思うが)、予算は0円である。


大学によっては不採択Aだと予算がもらえるみたいなところもあるらしいけれど、例外的だろう。


また、予算を減らしてたくさんの人に配ると言い出すとキリはないし、1つ1つが小さくなるので人件費に使えなくなる。


これがアカデミア業界の大きなペイン(痛み)の1つである。


ペインがあればそれを解決するためのビジネスが生まれるのが基本。なので、なんとかこれを良い方向にマネタイズできないかと思案している(ブログを書きながら考えている)。


○不採択の申請書を誰かが買ってくれれば、マネタイズとも言える。しかし、申請書は今後の計画なので、基本的には秘密である。現実的ではない。


○チャレンジした体験談は、誰かの役に立つかもしれない。しかし、個人に体験談を売るくらいだと、お小遣いレベルだと思う。やはり、企業(または自治体など)へ売れるくらいのものが欲しい。


○企業へ売るとしたら、やはり頭脳、コンサルティングだろうか。


守秘義務を守った上、応募者を集める。そして、その内容を理解し(これが自分の会社の仕事)、そして、合うような企業を紹介する。


しかし、問題がある。

○企業とコラボできそうな研究内容のみになってしまう

○需要不明

○そもそも不採択になった人のみである必要がない(むしろ、採択者の方が理由づけできる)


と、とりあえずここまで考えたけれど、すぐに事業化したいとは思わない。まだまだ足りない。

でも、課題は見えているので、考え続けたいと思う。



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