元M2 Mくんの論文がACS omegaにアクセプトになった。本人は3月に修士課程を修了し、キッコーマンに研究職として就職している。
ACSは、アメリカ化学会のこと。いろんな雑誌を発行しているが、その中でACS Omegaはオープンアクセスジャーナル。
Nature GroupのScientific Reportsなど、最近はどの出版社も分野を問わないオープンアクセス誌を発刊している。流石にACS omegaは化学を中心としたものだと思うが、広く受け入れるジャーナル。
さて、実際に投稿してどうだったかというと、結構面倒だった。
投稿したのが、5月下旬。これが第1回目の投稿。正確には、ACSの他の雑誌に出していたが、リジェクトだったので、トランスファーでACS omegaに出した。
その後、7月14日にリバイスのコメントが返ってきた。
おおむね好意的であったが、実験追加のコメントもあった。しかし、4、5ヶ月はかかりそうなもの。
ところが、リバイスの投稿期限は、3週間。まあ、どうせエディターに言えば延長させるだろうとたかを括り、エディターにメールをしておき、実験計画を練る。
その後、延長のメールの返事が来て・・・
延長は認めないとのこと。
え、そんなことある・・・?初めてだった。
仕方ないので大急ぎで、リバイス準備。
一人は実験追加を主張していた。Mくんに連絡をして、投稿に使わなかったデータをたくさん提示してもらう。
また、生化学だったので、タンパク質配列からモデリングなどを行う。いきなりやらされるととても大変。
それらを合わせ、リバイスコメントを作っていく。サラッと言っているけれど、これ期末テストやオープンキャンパスの時期(自分でやるしかないし、休みなんてない)。
そして、なんとか7月30日に投稿。これが2回目。
終わったかなと思いきや・・・
8月16日に返事。実験追加は良いが、データの修正を問われる。またもやMくんに連絡したり、モデリングに追加したりと作業。
そして、8月19日に投稿。3回目。日本のお盆休みとはいかに。ちなみにこの頃には休むとともに、同時に科研費を1つ書き終わった気がする。
やれやれ終わっただろうと思っていたら・・・
9月7日にメールが来て、またリバイス!
流石に、フォーマット直し(例えば、Fig. をFigureにしろ)などだったけれど、まあまあ多い。
直して、9月8日に投稿。4回目!
これで終了・・・・と思いきや、メールでFigureの解像度を直してと9月15日に来る。リバイスとはなっていないけれど、図を直して送り直す。隠れた5回目の投稿。
で、やっと9月16日にアクセプト。
うーん、疲れた。まあ、他の雑誌でもこんなものといえばそうだけれど、1本の論文を書くのに労力を使いまくる。。
めでたいのではあるけれど、アクセプトまでは本当に大変な道のりである。。
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