アカデミアの研究費削減、ポスト減などがずっと続いている。思えば10年前に東日本大震災で、さまざまな予算がカットになり、さらに民主党政権の事業仕分けで、面白半分に予算がカットされた。
こうした影響はしばらくしてから出るもので、見事に日本の研究の地位は低下してしまった。
少子化もあるので、研究費やポストが増えるはずもなく、良い話を聞かない。
そして、SNS上では、研究者の喧嘩が溢れている。
公募の方法、任期付、世代間格差、男女比率、インパクトファクター(評価方法)などなど。
誰かが失言すると、一斉に叩きにかかる。
そして、度々炎上して議論をしたりするけれど・・・
結局、予算やポストが増えたことはない気がする。
見えないところでそれぞれが頑張っているのかもしれないけれど、少なくとも十分ではない。
こうしたことから、自分で起業することにした。
自分は運よくポストを得ることができたので、安定的な身分ならばより挑戦しやすい。
結局のところ、稼いでこないと、いくらSNS上で議論をして素晴らしい結論に達しても、アカデミアの諸問題は全然解決しない。もうずっと前からわかっていることだと思う。
いよいよ今月起業。起業前に良い話が実は結構舞い込んでいる。大学業務と並行しているので忙しいのだけれど、なんとか不安定なアカデミアの打破に少しでも実用的な貢献をしていきたいと考えている。
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