2019年12月24日火曜日

論文の戦いが続く。論文は、任期の切れ目がとても大変。

昨日は、ポスドクIさんの論文の審査結果が返ってきた。レビューアーが3名で全員がポジティブな返事をくれていた。これは結構珍しい。




ただし、直すとところはいっぱいあり、こちらとしては確かに甘かったなと思う部分もあるので、これから直しに入るところである。1、2ヶ月あればできるだろうか。勉強不足を指摘されている感があるので、年末年始の空いた時に論文を読まなければである。。良い刺激にはなった。


さらに元ポスドクKさんのリバイスも昨日投稿。異動になると論文が滞ってしまい、また、リバイス実験がなかなかできなくなってしまうのが辛いところ。この論文ももう思い出せないくらい前に出していたのだけれど、おそらくこれで形になるのではないかと思う(多分)。

自分もそうだったが、異動によって研究に切れ目ができて、前の仕事を仕上げるのが難しくなることが多い。これは、多くの研究者にとってかなりの問題ではないかと思う。自分の場合は、学振や理研の基礎科学特別研究員などだったので、いわゆる自分の給与を自分で取ってきていた。なので、ある程度自由度があったのだけれど、外部資金で雇用されている場合はそうもいかないと思う。

また、そもそも異動先に実験設備がなければどうしようもない。自分も理研に異動した時にはシアノバクテリアの培養がそもそもできなかった。

1年後くらいにインキュベーターを1台借りて、シアノバクテリアの実験を再開させた。最初は、ガラス管を切ったりドリルでゴム栓に穴を開けたり、チューブを組みあわせたりと完全に工作だった。大変だったけれど、研究室の立ち上げの時にはこの経験があったので、あっさりと立ち上げることができた。何事も経験である。。

これで少し手が空いたので、他の人の論文に手を付けたい。4年生の論文を進めるのが次なのだけれど、あまり手を出しすぎても本人たちのペースもあるのでよくない。そろりそろりと状況を伺おう。。


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