2024年5月30日木曜日

納税しているのだから研究費を増やして

この間、Xでリポストが多かったが、大学教員は無償で仕事をお願いされることがある。何でもお金を取るわけではもちろんないけれど、自分のビジネスに無料で使おうとしてくる人も結構いる。


こうした場合には、しっかりと「仕事」にして、お金を取るべきだと思っている。


こうして大学の仕事をちゃんと有料化することで様々なメリットがある。


そもそも顧客もお金を払うと辞めにくい。無料でできることだと、まあとりあえず申し込んでおくかくらいの気持ちのことも多い。途中で辞める確率が高い。


また、研究者の待遇改善になるのはいうまでもない。


そして、売り上げがあがれば当然、税金を支払うことになる。


SNSでも研究者が研究費の増額を!と叫んでいるのはよく目にするのではないかと思う。


でも、税金は限られた原資。どこに分配するかはそれこそ奪い合い。特に、基礎研究は競争で不利なことが多い。単に増額を!と言っても賛同されないだろう。少子化と合わせてどんどんアカデミアの研究費は厳しくなっていくことだと思う。


でも、大学の業務をしっかりと仕事にして税金を支払えば、「自分たちだってこれくらい納税しているのだから・・・」と、増額をお願いする根拠になる。とても簡単な論理ではないだろうか。


日本だと無料の仕事が清いものに思われるけれど、それは時と場合による。有料の方が合理的なこともしばしばあるので、状況に応じてしっかり対応しなければと思っている。


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