5月31日。本日でシアノロジーの2年目が終わり。
めでたく黒字です!めでたい。まあ、ちょっとだけれど。
黒字と言ってもいろいろある。何も言わなければ損益計算書(P/L)の黒字を指す。
ただ、実際には損益計算書とお金の動きは合わないことがある。実際のお金の動きはキャッシュフロー(C/F)と言って、こちらの方が赤字だと会社は潰れてしまうことがある(いわゆる黒字倒産)。
昨年度は創立費などもあり、P/L上は赤字なのだけれど、C/Fが黒字。要するに現金が増えたのでこちらの方が良い。
今年度は、P/LもC/Fも黒字である。
常にクライド会計を使って帳簿を眺めているのだけれど、会計ってやはり不思議。
今年度は、会計上(P/L上)の利益額が思ったより減っている。なぜかというと、昨年購入したインキュベーターなどの備品の減価償却のせい。
減価償却とは、長年使うものについては、1年ではなく複数年にわたって経費にしていくことである。
例えば、
5万円で消耗品を購入 → 今年度の経費
となる。これは当たり前の話。
しかし、長年使うようなものは、
500万円で耐用年数5年の備品を購入 → 5年間にわたって100万円ずつ経費になる
これが減価償却である(費用計上の仕方はいろいろある)。
で、何が違うかというと、後者の場合、500万円が出ていくのは1年目であるのだけれど、経費となるのは初年度は100万円だけ。
そして、2年目以降は、お金は1円も使わないのに、100万円の経費が会計上発生することになる。
なので、会計上(P/L上)はこの経費分(減価償却分)の利益は減るのだけれど、キャッシュフロー自体には影響ない。そして、利益が減る分、法人税も減るので、見た目が赤字であったとしても、実はありがたいとなる。
うーん、会計ってなんか不思議。わかるようなわからないような。簿記3級をとったけれど、やっぱり実践してみないとわからないことが多い。
起業体験談をWeb本として販売しています!ぜひお読みください。
会計のことを知るのも結構面白い。
↓ブログランキング大学教育部門1位!!1日1クリックをぜひお願いします!
0 件のコメント:
コメントを投稿