2024年5月31日金曜日

シアノロジーの2年目が終わり。減価償却で見かけの利益が減る?

5月31日。本日でシアノロジーの2年目が終わり。


めでたく黒字です!めでたい。まあ、ちょっとだけれど。


黒字と言ってもいろいろある。何も言わなければ損益計算書(P/L)の黒字を指す。


ただ、実際には損益計算書とお金の動きは合わないことがある。実際のお金の動きはキャッシュフロー(C/F)と言って、こちらの方が赤字だと会社は潰れてしまうことがある(いわゆる黒字倒産)。


昨年度は創立費などもあり、P/L上は赤字なのだけれど、C/Fが黒字。要するに現金が増えたのでこちらの方が良い。


今年度は、P/LもC/Fも黒字である。


常にクライド会計を使って帳簿を眺めているのだけれど、会計ってやはり不思議。


今年度は、会計上(P/L上)の利益額が思ったより減っている。なぜかというと、昨年購入したインキュベーターなどの備品の減価償却のせい。


減価償却とは、長年使うものについては、1年ではなく複数年にわたって経費にしていくことである。


例えば、

5万円で消耗品を購入 → 今年度の経費

となる。これは当たり前の話。


しかし、長年使うようなものは、

500万円で耐用年数5年の備品を購入 → 5年間にわたって100万円ずつ経費になる

これが減価償却である(費用計上の仕方はいろいろある)。


で、何が違うかというと、後者の場合、500万円が出ていくのは1年目であるのだけれど、経費となるのは初年度は100万円だけ。


そして、2年目以降は、お金は1円も使わないのに、100万円の経費が会計上発生することになる。


なので、会計上(P/L上)はこの経費分(減価償却分)の利益は減るのだけれど、キャッシュフロー自体には影響ない。そして、利益が減る分、法人税も減るので、見た目が赤字であったとしても、実はありがたいとなる。


うーん、会計ってなんか不思議。わかるようなわからないような。簿記3級をとったけれど、やっぱり実践してみないとわからないことが多い。



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会計のことを知るのも結構面白い。

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