2022年11月19日土曜日

学会は基礎研究を話すところ?

昨日SNSを見ていて唖然としたこと。



学会なんだから基礎研究の話だけをすべき


とのこと。


・・・・呆れた。


そういう縛りのある学会、研究会、シンポジウムならばもちろん良いと思う(学会レベルでそんな縛りがあるとは思えないけれど)。また、勝手に個別で集まっているのならば、自由。


しかし、多くの学会や研究会には企業からの協賛金が入っている。そういう予算を集めるために、主催者は奔走しなければならない。ついこの間もそのような話をしてきたところ。主催する教員は頭を抱えて、なんとか企業などから予算を引っ張ってくる。


そうして、企業から予算を頂いておきながら、応用関連の話はだめとはあまりにもナイーブすぎる。また、JSTとかNEDOとかの協賛によっても予算を引っ張る。これらも科研費と違い、応用を志向することで予算の差別化を図っている。


こうした観点を理解せずに、学会は基礎メカニズムを話す場所とは・・やはり唖然とする。


よくあるアカデミアが応用研究を見下す視点かもしれない。アカデミアの方が企業よりも上であるという視点かもしれない。また、参加学生に対しては、将来アカデミアで働く人の方が稀であるという視点が欠落しているのだろう。


こうした意見は、意外と若年層にも残っている。


この間の会でも、メインは起業のシンポジウム。そして、若手の会はキャリアパスの企画。示し合わせた訳ではないけれど、研究会の半分以上が、そのような基礎研究とは異なる内容になった。要するに、そういう需要があるということである。


学会や研究会は、基礎研究だけを話すところと誰が決めたのだろうか。こうした決めつけによって、アカデミアは嫌われ、予算もポストも減っていく。


人間、余裕がなくなると多様性を認められなくなる良い例かもしれない。



↓1日1クリックのご協力をお願いします


大学教育ランキング

0 件のコメント:

コメントを投稿