2022年10月15日土曜日

出版社の理不尽な中抜きについて

しばしば話題になっているのが、学術論文のビジネスモデルである。





一般的なモデルでは、論文の読者は当然お金を支払う。一方で、著者も掲載料を支払う。さらに論文の審査は、世界中の研究者が無料で行う。


出版社は印刷すらしなくなっているので、最終的な校正をして、ウェブで公開するだけである。


掲載料も段々上がり、1本の論文で数万円だと安い方。数十万円、下手すると100万円なんていう法外なものもある。


学術界の大きな問題である。主には外国の大手出版社がこれらをやっている。


こうして儲かれば、当然真似しようとするもの。


日本の出版社からも似たようなメールがたくさんくる。


どんなメールかと言うと

日本語の解説などを書いてください。

謝金を払います(5000円〜2万円)

原稿を10個ぐらい集めて1冊数万円で売ります


のようなものが多い。なので、数冊くらい売れればペイするような感じである。


原稿はどんなに少なく見積もっても10時間以上かかる。もっとかもしれない。なので、時給1000円を越えることは稀である。ほぼボランティア。


こうしてなんとなく善意につけ込まれて、最低賃金以下の働きをさせてくる出版社がたくさんある。


ちなみに謝金を支払わないどころか掲載料を要求してくるところもある。


ビジネスだから儲けを考えるのは良いと思うけれど、あまりにも理不尽なビジネスはよろしくないと思う。


ということで、まもなくWeb出版を始めていく予定


中抜きをなくして、読者が安く買え、執筆者にも幾許かの報酬がある。当たり前のことをやっていきたいと思っている。



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