昨日の続き。今開催されているオープンキャンパスについて。
開催する方も参加する方も汗だくになりながら2日間にわたって行われる。
意義のあるイベントであることは間違いない。
でも、仕事としてこれで良いのかと思う。
イベントの開催には大学院生・学部生も駆り出される。半強制であり、薄謝である。もちろん教員は無給である。今年の開催日時は土曜日・日曜日である。
大学教員は自由に休めはするけれど、休んだからといって研究や教育の仕事が減るわけではない。なので、結局仕事が純増するだけである。今週末も申請書に学生の要旨添削、論文のデータ整理、獲得した予算のディスカッションなどなど、終わりなき仕事をしている。
オープンキャンパスは年に1度だけれど、同じように曜日を無視したイベントが、4月の入学式関連から3月の卒業式関連までずっと続いていく。1、2月なんて、実質的な10数連勤が何度も続くというのは、SNSでいつも伝えている通りである。
こうした姿を見て、キャリアパスとしてアカデミアを考える学生はどうだろうか。
「こんな働き方の仕事はやりたくない」と言って避けるのではないだろうか。真剣に仕事としてアカデミアを考える人ほど、働き方をじっくり見ているはずである。
そしてこれは実際に、大学院生たちから言われているセリフもである。
オープンキャンパスをはじめとしたイベントは、お客さんとしてくる分には楽しいイベントであり、良い感想も持ってくれる。でも、仕事として運営側になると、サービス残業・休日出勤を目の当たりにしているので、キャリアパスを考えると避けたくなるのである。
ようするに、高校生は喜ぶけれど、本気で自分のキャリアを考える大学院生は、アカデミアを避けるようになる。
これが自分が肌で感じている感想である。
なので、高校生が喜んでいる姿だけみて、「アカデミアを志す人が増えたはず!」なんて思うのは、実態に即していないと考えている。
なんか文句のように書いているのだけれど、オープンキャンパスそのものがダメなのではなく、参加者だけでなく運営側もハッピーにならないと、長期的に見て業界に悪影響を与えるという話。
色々なテクノロジーも発達している時代であるし、運営の負担軽減を行うことは、本気で目指す人たちに対して響くと思っている。
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イベントの開催は、難しい。
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