年齢が上がったので、必然的に事務仕事が多い。これから年度末にかけて、今年度と来年度の事務仕事が激増していく。
こうした事務仕事では、正直、誰も得しないような仕事もある。書類出したって誰も読んでない、この書類意味あるのだろうか?というものもたくさんある。
それで、研究系だと事務方を責めたりするのだけれど、必ずしも責める一方の立場ではないと思っている。
例えばうちの大学だと、論文の掲載費用の補助がある。申請すれば一部補助が出たりするが、インパクトファクターが1以上の雑誌にしてくださいという縛りがある。
こうしたルールを見れば、「インパクトファクターなんて馬鹿げている」と言いたくなるかと思う。
でも、なんでこうしたルールができたかといえば、誰かが論文を出すたびに「あの雑誌は怪しい」「あの雑誌はハゲタカ(簡単に掲載される雑誌)だ」と、文句をつけまくるからである。
実際にはちゃんと審査をしていても、他人の業績が腹立たしいので、必死にクレームをつけてなしにしようとするのである。
こうした声を受け、どこかで制限をつけなければということになり、上記のようなルールができていく。
研究費なんかも一緒で、誰かが採択されるたびに怨嗟の声があり、ただ羨ましいというのは自分としても恥ずかしいので、違反を必死に探そうとする。前にブログで書いた通りである。
こうした意見に耳を傾けてしまうと、どんどんルールが面倒になる。嫉妬と不安に駆られた意見には、耳を傾けてはいけないのが組織の運営だと思っている。
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嫉妬と不安はとても強い感情。
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