2019年7月30日火曜日

論文書いているのは学生?それとも先生?

少しデータが溜まってきたので、久しぶりに自分で論文を一から書こうと思っている今週。とはいえ、論文を書き進めると、「やっぱり、このデータも欲しい」となるので、投稿がいつになることかはわからないが。

久しぶりに自分でと書いたが、基本的にうちの研究室では、筆頭著者となる学生が論文を書いている


ただし、これは大学院生(修士課程)の話で、B4が筆頭著者の時は、僕が書いて一部を筆頭著者に書いてもらうというスタイルにしている(B4で自分で書く学生もいる)。

自分で書いてもらい、その後添削することになるのだけれど、添削期間は人それぞれ。添削期間を平均すると、半年を超えている(!)と思う。

なんでそんなに長いのか?と思うかもしれないけれど、論文を書いてみると足りない実験を思いつく。全て実験をやりきって・・なんとほとんどないのではないかと思う。なので、ある程度書いてみたら「やっぱりこの実験を追加」となり、あっという間に1ヶ月単位の時間が過ぎることになる。

なので、論文を書き始めてから半年で投稿できたらだいぶ早い方ではないかと思う。論文とは本当に大変なものである。

とはいえ、こうして自分のやったことを文章化し、検証して外部に発表する。このプロセスの中で成長することだけは間違いない。

ただ、昨今は研究成果を短期的に求められる時代。なので、現在のポスドク・テクニカルスタッフについては、僕が論文を書いている。学生に研究成果のプレッシャーがいってはかわいそうなので、スタッフの論文を僕が書くことで補っている。

添削ばかりで自分でそろそろ書きたくなってきたので、ちょうどよい頃合い。論文を書くのは嫌いではなく、ものすごく大変なのだけれど、実は結構好きである。。だって、知らない知識をたくさん仕入れなければ論文は書けないので、論文を書くと成長することは間違いないからである。。

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