2019年7月15日月曜日

Amazonとハックされるルールについての考察

便利な世の中になったもので、オンラインでなんでも購入できるようになってきた。


自分はAmazonを使って色々なものを買ってきたが、最近めっきり買わなくなっている。

Amazon Prime Videoはたくさん見ているので、Prime会員でも損はないし、どちらかというと、仕事で使うものを研究室に届けてもらうことに使うことが多くなってきた。

その前は日本のロハコも使っていたが、こちらはもはや全く見ていない。

Amazonを使っていた時はとても便利で驚いたが、使わなくなった理由は簡単で、さりげなく値上げされていて、それも法外な値上げをしていることがあるからである。

別にAmazonのせいではなく出品者の問題なのだが、例えばいつも購入していた液体石鹸の詰め替え用が、近所のドラッグストアの5倍くらいの値段で売られていることもある。

また、こちらも最近は知られていることだが、よく見ると配送料がものすごく高い値段に設定されていて、安いものを買ったはずがかなり高くなってしまうこともある。配送料の表示は小さいので、意図的に商品の価格を下げて配送料に乗せていることもあるようである。

最初は安く売っているのだが、いつの間にかこうした値上げがなされるので、油断して再度購入を選んでしまうと、ものすごく高い値段で買うことがある。なので、気をつけて購入しなければならない。

さらに、自社の社員によるレビューの水増し、他社の評価の妨害などもあるらしい。

もちろん、きちんと選べば安いものもあるし、配送してもらえるというメリットは素晴らしいものではあると思う。

だけれど、上記のようなことで、Amazonでものを買わなくなってきている。

このように、一度ルールが定まってからしばらく時間が経つと、それをハックする手が編み出され、ルール違反ではないぎりぎりでビジネスを行うということになる。ビジネスに限らず、ルールというものには常に付きまという宿命ではないかと思う。

一昔前に騒ぎになったライブドアについても、時間外取引や株式の百分割など、ルール上は違反ではない部分をついて稼いでいたのだと思う。

なので、ルールというものは一度決めてそれがどんなに素晴らしいものであったとしても、しばらくしたら変えなければいけないものであると思う。自分は法学の専門家ではないが、法学というものはとてもダイナミックなものなのではないかと想像している。

ローカルレベルでも、自分は研究室の運営をしているので、いろんなルールを作ることになる。幸い、ルールの不備をついてなんていう学生はいないが、それでもルールというものは生き物で、常に考えて変えていかなければいけないものではないかと思っている。

このように、研究者も年齢を重ねると全く違うことを考えることになる。もっと研究そのものに集中したいところだけれど・・こういうのも大事な仕事である。常により良いルールを考えて、研究室メンバーのアクティビティが上がる方法を模索している。

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