科研費の審査結果の発表といえば、4月1日。新年度早々研究者たちの悲喜交交な盛り上がりがある。
この時期になぜかといえば、研究費の種目によって、4月スタートではないものがあるからである。
挑戦的研究という少し異色な予算があり、こちらは年度途中からスタートするというものになっている。挑戦的研究には、萌芽と開拓があり、前者は最大500万円、後者は最大2000万円となっている。この異色の挑戦的研究は倍率が高く、たしか採択率は萌芽で10%くらいだった気がする。
今回、挑戦的研究(萌芽)に内定した。予算はこちらで申請し、その後充足率といって、申請した額から何掛けかで減ることになる。充足率が100%ならば、申請した額ということになる。
今回の計画で申請した額は、500万円よりかなり少なめ。都市伝説かもしれないが、申請額が少ないと採択されやすいという意見もある。まあ、予算全体が決まっていれば数が増えるのは当たり前かもしれない。
一方、そんなことは関係ないという意見もあり、いまだによくわからない。
いずれにせよ、予算が採択されたことはめでたいこと。今回は挑戦的研究にぴったりなテーマだったので、かなり自信があった(これは結構珍しい)。
それにしても、採択されたニュースだけ飛び交うので、「みんな採択されていて、自分だけが通らないのではないか?」と思うかもしれないけれど、それは気のせい。採択された申請の裏には、その倍、下手すれば10倍以上の採択されなかった申請がある。
科研費に限らないが、採択されるコツといえば、諦めないで応募することとしか言えない。そして、そのために継続的に挑戦できるような体制を整えるということだろうか。
いずれにせよ、これで学生たちにはもっともっと良い環境で研究をしてもらえることになる。コロナで人数制限があり、なかなか進まないのが口惜しい。いや、こういう時こそ論文を読んで勉強すべきだろうか。
めでたいニュースの頻度は多くないので、今回の採択はとても嬉しいことである。
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