2020年2月18日火曜日

修士論文審査会で思う就活の長さ

今週は、修論発表会。

本学の大学院では内部進学者が多い(外部の学生もいる)。内部から進学すると、学部3年から配属になるので、4年間研究することになる。

自分が学生の時もそうだったけれど、修士課程から別の研究室に移り、修士修了後に就職する場合、本当に研究する時間が少ない。

最初の1年目はそれなりに講義があり、研究室での研究立ち上げ、引越しなどがある人は新生活も大変かもしれない。そうこうしていると、10月くらいにはもうインターンが始まってしまい、実質就活となる。

幸いなことに最近は売り手市場なので、一昔前よりは就職状況が良いが、それでも4、5月くらいまでは就職活動が続く。6〜8月まで続くことも決して珍しくない。

そうすると、その期間はゼミに顔を出して、簡単な実験をするくらいになってしまう。

また、就活が終わった後が鬼門。意外にも、就活中よりも、内定を取った後の方が厄介なのである。

就活中は、将来をかけてずっと気を張り詰めている。そして、内定を得て就活が終わると、張り詰めていたものが切れて、ぼーっとしてしまう状態になる。意外かもしれないけれど、実はこの時が精神的に一番きついようである。自分も大事な仕事のあとはほっとして、なにもできない状態になってしまうことがある。若い学生ならばなおさらだと思う。

修士の場合はそれでも頑張って復帰をして、それなりのものを仕上げなければならない。しかし、気づくともう修士2年生の9月。実験をするとしたらもう3〜5ヶ月くらいしか残されていない。

ということで、自分が学生の時からなかなか改善されていない就職活動の長さ。それどころか時期が毎年変わるという混乱っぷり。景気が良いのがせめてもの救いな感じである。

毎年思うのだけれど、なんとかならないものかと思うけれど、結局ずっと変わっていない。みんな研究室には研究をやる気で入ってくるのに、とても可哀想である。履歴書とかエントリーシートとか、フォーマットを適当にしてくれると良いと思うのだけれど。お互いの労力が減るような就活の方式であることを切に願っている。


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