今週は新学術領域の最後の会議に加え、新メンバー決定の会がある。異例づくしではじめて研究室訪問なし。こちらとしてもどんなメンバーが入ってくるか全く予想がつかない。
それでも、去年の4、5月みたいに、全く実験ができないということはないかと思う。まだまだ感染は治らないけれど、人数を絞って少しずつ進めることができると思う。
研究生活が開始となれば、すごい研究成果を挙げるという希望や野望に満ちているのではないかと思う。
ただし、研究で覚えていて欲しいことは、
研究成果はすぐにはでない
ことである。コロナでいえば、去年大阪府知事が9月までに大阪初のワクチンを完成させるなんて言っていたと思う。しかし、現実は見ての通り。あれはまさに研究をやっていないからこそ言える台詞である。
たとえ有望なものがあったとしても、研究成果が正しいかどうかは慎重かつ丁寧に証明しなければならない。また、それを自分たちだけでなく外部が審査しなければならない。適当に「当社比2倍」とか「個人の感想です」とか付けて発信することはできない。時間のかかるものである。
一方で、「時間がかかるから仕方がない」とか諦めるのも正しくない。
いろんな工夫をして、ひたすらチャレンジし続けるとやっと扉が開かれる感じである。これに耐えきれずに、辞めていくのが研究ではないかと思う(方向転換が悪いわけではないけれど)。
ということで、研究は粘った者勝ち。どれだけ粘れるかが勝負とも言っていいと思う。
先輩たちの成果も、1年、2年、3年とかかってやっと世に出ていく。こうしたタイムスケールだけはぜひ頭に入れて欲しいなと思っている。
早いもので3月。今日からまたちょっと暖かくなる?先週末は寒かった・・。
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